平成26年4月16日宮崎市民プラザにおいて、『スポーツ合宿受け入れ研修会』が開催されました。
□講師 :㈱ヤングリゾート(大阪市)←大学生やスポーツ大会をメインに営業展開している旅行代理店
若本賢治氏 演題『合宿における傾向と対策』
□内容 :大学サークルやアマチュアスポーツ合宿を受け入れる施設(宿、スポーツ施設、行政等)
の現状、ニーズ、改善点など、実務的な勉強会
□主催 :公益財団法人みやざき観光コンベンション協会、スポーツランドみやざき推進協議会/
(共催:宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合)
□参加数:約90名(うち宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合より約30名)
1 現状及び傾向について
○スポーツ合宿の激戦地である九州。宮崎県の中で特に宮崎市は、かなりの送客実績があるが、宮崎県全域ではまだまだ未開拓。誘致営業、現地受入の環境整備、合宿後のフォロー及び継続の業務において、官民一体となったさらなる連携が求められる。
○体育会系のスポーツ合宿より、サークル、ゼミ、同好会の観光旅行に近い合宿が増加中(約7割)だが、現地でそのニーズに対応できている施設がまだ少ない。
○スポーツ合宿とサークルの違い
・スポーツ合宿手配時の要望:スポーツ施設・弁当の手配、宿泊(ボリュームの多い食事)、スポーツに関する送迎。
・サークル型合宿手配時の要望:上記スポーツ型合宿+量より質の食事、宴会場、観光、遊び(花火、BBQ、海水浴等)、に関する手配及び送迎。
2 対策について
○宿泊施設へ期待される要素
・合宿やサークル専属の宿泊予約担当者が必要。
(大学生のニーズをうまく取り入れてくれるフランクなスタッフが人気。)
・イベント(BBQ、花火、肝試し大会等)に対応してくれるか。場所の提案や送迎等。
・宴会場がある施設か(酒持ち込み可、水、氷の準備等)、若しくは宴会場の手配をしてくれるか。 ↑一番重要視される。
・晩御飯は、量より質を望まれるが、宴会があるので、朝食の利用は少なく少量で対応可能。
・館内施設に洗濯機があるか。若しくは、近隣のコインランドリーまでの送迎可能か。
※その他、営業や料金について、組合員の方でご質問等あれば、宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合
までどうぞ。
○観光関連行政や、市町村へ期待される要素
・単発でなく、継続して受け入れをできるキャンペーンや補助金の構築。
※宮崎県の補助については別紙スポーツランドみやざきを参照ください。
・宮崎市だけでなく、宮崎県全域で誘致強化の体制作り。
※今年度は、コンベンション協会主催で、合宿セミナーを本州で行い、宮崎県全域で誘致を取り組む予定。
宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合事務局でも今回の研修を活かし、合宿受入の環境整備及び質の向上と活性化に邁進したいと考えておりますので、組合員の皆様のご協力をよろしくお願いします。